2014年1月19日日曜日

本のおすすめ

私の趣味のひとつは読書です。それで、みなさんに少しずつ日本語の本をおすすめしようと決めました。日本語の本といっても、教科書ではなくて、小説などです。
日本語的にも、内容的にも比較的読みやすいものを紹介します。
もう少し詳しく説明すると、日本語的に読みやすいというのは、難しい単語が多すぎないということ。例えば、海外でも人気の三島由紀夫(みしま ゆきお)の日本語は美しいですが、漢字が多すぎます。
また、内容的に読みやすいというのは、身近なテーマについて書かれているということ。現代の家族の話などがいい例です。一方、歴史についての本などは基本的な知識が前提になるので、おすすめしません。
このブログの右側に「この本がおすすめ」というセクションを追加したので、興味がある方はたまにチェックしてみてください。リストを少しずつ増やしていこうと思っています。

2014年1月12日日曜日

仕事納めと仕事始め

日本で働く方のほとんどは先週が「仕事始め」だったと思います。お正月休みの後の最初の週はどうでしたか?私には一週間が長く感じました。また、朝6:00に起きる習慣に戻るのがつらかったです。ラッキーなことに、明日月曜日は成人の日でお休み。うれしいですよね。

話は年末に戻りますが、「仕事始め」の反対の言葉は「仕事納め」(しごとおさめ)。年末年始には「仕事納め/始めはいつですか?」という質問がよく聞かれます。この「おさめる」という単語の説明をしてほしいというリクエストがあったので、今日はそれを書いてみます。
まず、「おさめる」には「納める」「収める」「治める」の漢字があります。
  • 納める・収める:きちんと入れる  
例)物を箱におさめる。→収納(しゅうのう・ storage)

  • 収める:手に入れる 
例)勝利を収める。  収入(income)

  • 納める:お金や物を渡す 
例)税金を納める。→納税(のうぜい)  注文の品物を納める。→納品(のうひん)

  • 納める:物事をそれで終わりにする 
例)今日で今年の仕事を納める。→仕事納め

  • 治める:乱れているものを落ちつかせる、世の中を秩序ある状態にする
例)紛争を治める。  怒りを治める。  国を治める。→政治


このように見ると、色々な使い方があるように思いますが、実は基本は「物事があるべき場所にある」とか「物事があるべき状態になる」という意味なのでしょう。

日本語はもともと音が少ない言語ですし、漢字で複数の意味が表わせるので、音/ひらがなが同じでも、意味が違うという場合がよくありますね。この特徴を生かして、言葉遊びを楽しんでいる作家もいます。
多和田葉子(たわだ ようこ)は『かける』という作品で動詞の「かける」を何回も使って、文章を作りました。辞書を引くとわかりますが、「かける」はたくさんの意味がある動詞です。『かける』から最初の一文を引用してみます。
枕にカヴァーをかけ、ブラウスにアイロンをかけ、掃除機をかけ、洗濯機をかける主婦の仕事にはあまり縁のないわたしでも、朝食のトマトには塩をかけ、原稿を書くためにめがねをかけ、椅子に腰をかける。(*1)

長い文の中に「かける」が7回も使われています。「掃除機をかける」と「洗濯機をかける」 は同じ意味の「かける」ですが、これ以外は全部意味が違いますね!興味のある方は続きを読んでみてください。

*1 "Read Real Japanese Fiction", editted by Michael Emmerich, Kodansha, 2010


 
 
 

2014年1月4日土曜日

2014年 お正月

あけましておめでとうございます。2014年(平成26年)です。
年賀状を書いて、もらって、おせち料理やおもちを食べて、着物を着て、神社に行って、毎年同じことをするだけですが、今年もよいお正月になりました。
みなさん、健康でよい一年をお過ごしください。日本語の勉強もがんばりましょう。
今年もよろしくお願いします。