2009年7月19日

2009年 夏

暑中お見舞い申し上げます。
東京は先週梅雨が明けて、毎日暑い日が続いています。暑さが苦手の私は疲れています。日本に住んでいる方や、日本に来たことがある方は知っていると思いますが、日本の夏はすごく蒸し暑くて、体が重くなってしまいます。でも、夏には夏休みや海、花火、盆踊り、スイカなど、夏らしいものがたくさんあって、楽しい季節ですね。

ところで、昨夜おもしろいテレビを偶然見つけました。NHK教育テレビ(関東では3チャンネル)の『シャキーン』という番組です。子供向け番組ですが、大人も楽しめる内容です。毎朝7:00~7:15に放送しています。再放送は水曜日19:25~19:45と、日曜日0:25~0:45です。
番組全部はおもしろいのですが、特に「まわりくどいTV」というコーナーが楽しかったです。日本語の勉強にもなります。

「まわりくどい」の意味は「直接的でなくて、遠まわしで、わずらわしい」こと。つまり、「物事をはっきり言わないで、あいまいな表現を使うので、理解するのがめんどうくさい」ということです。ですから、「まわりくどいTV」では、ある外国人男性(日本語が上手)がすごくまわりくどい文章を日本語で話して、聞き手の日本人が何を意味するかを考える。そして、別の日本人がそのまわりくどい文章を簡単な言葉で言い換える。例えば、昨夜の例はちょっと忘れてしまいましたが、次のようなものでした。
  • まわりくどい文章: 私と同じ親から生まれた年下の女性が 同じ母親から同時に生まれた二人の子を 連れて来ました。

  • 簡単な文章: 私の妹が 双子を 連れて来ました。

では、これはどうですか?私が作った文です。

  1. この夏、エンジンやプロペラを使って空を飛ぶ乗り物で 自分の国ではない他の国へ 見物や保養をしに行ってきます

  2. 夏の夜、木綿で作った着物を着て、火薬を固めた物に火をつけて、破裂させ、音や光を楽しむものに行きます。

  3. 6月頃に降り続く長雨が終わってから 8月8日頃までに 友人や知り合いに手紙を出して、元気がどうかたずねます。これは日本では 昔から行われていて、そうすることが決まりの様になっていることの一つです。

みなさんも夏に色々な予定があると思います。どうぞ楽しんでくださいね。でも、海や山での事故も多いですから、くれぐれも気をつけて!


2009年6月18日

雨と水

日本は今、梅雨(つゆ)の季節です。今週は夜ににわか雨が降ることが多くて、月曜日と火曜日の夜は帰宅時どしゃ降りの雨の中をあるいて、びしょ濡れになってしまいました。今日は小雨が降ったり、やんだりしています。

初夏と夏の間に「梅雨」という雨の季節があるし、「秋の長雨」という時期もあって、日本は雨の多い国ですね。ですから、日本語にも「雨」を表す単語や表現が多くあります。上記のほかにも、夕立ち(ゆうだち)霧雨(きりさめ)雨模様雨男/雨女などなど。

雨は「空から降ってくる水」ですから、今日は「水」に関連する事を書こうと思います。
まず、「水」とは冷たいものです。これは今日のテーマの基本です。そして「温かい水」や「熱い水」という表現はありません。水が温かく/熱くなると、それは「お湯」になります。ちなみに、水が凍ると、「氷」になります。

次に、「やかんに水を入れて、火をつけて、??をわかす」と言うでしょうか?「わかす」とは「水を熱くすること」なのに、日本語では「水をわかす」とは言いません。「お湯をわかす」と言うのです。

これに対して、ある本(*1)で、英語では次のように言えると書いてあります。
The kettle was not quite boiling when Miss Somers poured the water on to the tea, ........ Miss Griffith, the efficient head typist, ......said sharply : "Water not boiling again, Somers!"                   Agatha Christie, "A Pocket Full of Rye"

それでは、次に下の例文を見てください。どれが正しいでしょうか?

  1. 水を 冷やす。(ひやす)

  2. 水を 冷ます。(さます)

  3. お湯を 冷やす。

  4. お湯を 冷ます。

正しい答えは1と4です。「冷やす」とは「冷たい物をもっと冷たくすること」で、「冷ます」とは「冷たくないものを冷たくすること」です。例えば、

  • このビールはあまり冷たくないから、もっと冷やそう。

  • このお茶は熱くて、飲めないから、ちょっと冷まそう。

また、「冷やす(ひやす)」と「冷ます(さます)」は他動詞ですが、「冷える(ひえる)」と「冷める(さめる)」は自動詞です。

最後に、雨の話に戻ると、日本の歌には「雨の歌」が多いそうです。雨が恋に泣く人の涙と結びつくのでしょう。そして、その背景に日本的なものがあるという説明を読みました。(*2)

日本でお米を作る過程の田植えは長雨の時に行われる。昔の日本人は田の神様を迎えるこの時期に、恋愛生活を中止する習慣があった。恋人たちは会いたくても会えない時期を雨と共に過ごしたので、その記憶が日本人の心に残って、「雨」と聞くと、せつない気持ちになるのだろう、という訳です。

興味深いですね。日本の歌を聞く方は、そんな日本人の心理状況を想像しながら、今度聞いてみてください。

*1) 『ことばと文化』、鈴木孝夫、岩波新書、1973年

*2) 『天声人語 自然編』、辰濃和男、朝日新聞社、1988年

2009年6月9日

"win"を訳すと?

みなさんはスポーツが好きですか?たいていの人は好きですよね。そして、何か運動をしていますよね。でも、私は運動が大嫌いで、何もしていませんし、プロ・スポーツの試合にもほとんど興味がありません。だけど、唯一興味があるのが日本のサッカー。しかも、Jリーグ(日本国内のプロ・サッカーリーグ)ではなくて、日本代表チームだけです。
先週末、そのサッカー日本代表がウズベキスタンに勝って、2010年南アフリカ・ワールドカップに出場できることになりました!私の南アフリカ行きも実現するかもしれません。

さて、今日は「勝つ」と "win"は かならずしも同じじゃないことを説明しようと思います。
  The Japan team won that match.
  日本チームが あの試合に 勝ちました。
  
  The Japan team won against the Uzbekistan team.
  (Japan beat Uzbekistan.)
  日本チームは ウズベキスタンチームに 勝ちました。
  
  The Uzbekistan team lost to the Japan team.
  ウズベキスタンチームは 日本チームに 負けました。
  
  Japan will win the world cup.
  日本は ワールドカップで 優勝するでしょう。 
  *「勝つ」を使いません。また、「優勝する」とは「一位になる」ことです。
  (もちろん、日本がワールドカップで優勝するのは無理ですよ。)
  
  Japan will win second prize.
  日本は 二等賞を とるかもしれません。(二位に なる)

また、5月末に私は初めて競馬に行きました。思ったよりずっと、競馬は楽しかったです。競馬の後で、みんなの質問は
  Did you win?
  (競馬に)勝ちましたか?
  
  My friend won about 20,000 yen at his first race.
  友だちは 最初のレースで 20,000円ぐらい もうけました
  
  I had a loss of 5,000 yen.
  私は 5,000円 損をしました。

スポーツの試合に勝つためには、努力が必要です。競馬では実際に競争するのは馬ですが、馬券を買う人たちも馬の情報を集めたり、研究したりなど、少し努力が必要ですね。努力した後の結果にはゲームに「勝つ」(beat) や「負ける」(be defeated) というコンセプトが生まれるのでしょう。

でも、ただ運まかせの宝くじや、くじ引きなどでは「偶然に/幸運に何かがもらえる」という感じで、「勝つ」 「負ける」は使われません。
  
  I hope I will win the lottery.
  宝くじに 当たると いいな。 *「~に当たる」は自動詞
  
  Someone won 10,000,000 yen in the lottery.
  だれかが 宝くじで 1千万円を 当てた。 *「~を当てる」は他動詞

このように見てみると、「勝つ」と「win」はいつも直訳できる訳ではないと分かりますね。そして、"win"が 便利な動詞だとよくわかりますね。

2009年5月8日

漢字解説 - 間

突然ですが、今日は短歌を紹介しましょう。短歌とは和歌、つまり日本の詩です。

八重葎 茂れる宿は 人もなし まばらに月の 影ぞすみける

(やえむぐら しげれるやどは ひともなし まばらにつきの かげぞすみける)

簡単に説明すると、「草が茂って、荒れた家には人がいない。すき間のある屋根からもれる 月の光が澄んでいるだけだ」という さびしい情景をうたっています。(*1)


「すき間」という単語の「」が今日のテーマです。「間」の意味は「物と物、人と人、所と所などにはさまれた部分」、または、「ある時から別の時までの長さ」、「二つのものの関係」などですね。

漢字「間」を分解すると、「門」+「日」になりますが、新選漢和辞典(*2)によると、元は「門」+「月」で、「門のあいだから月光がさしてくること」を意味していたそうです。上の短歌の情景と似ていませんか?

次に、「間」の発音を見てみましょう。音読みは「カンケン」で、訓読みは「あいだ」です。

    カン:時間、空間、期間、中間、週間 など

    ケン:眉間(ミケン)、世間(セケン)

    ゲン:人間 (多分、これだけ)

    :居間、昼間、客間、晴間、手間 など

発音が多いですが、発音の基本的な規則性は「もう一つの漢字との組み合わせ」から見えてきます。「音読み+音読み」、「訓読み+訓読み」です。

「間」の場合は、「他の漢字の音読み+カン」と、「他の漢字の訓読み+」が基本のルールです。例えば、の例の「昼間」は訓読み+訓読みの「ひる+」で、意味は文字通り「ひるのあいだ」です。これに対して、「夜間」というのは「よるのあいだ」という意味ですが、発音は音読み+音読みの「ヤ+カン」です。つまり、発音は漢字の意味によるという訳ではありません。

そして、カンが少し変化したものが、ケンゲンです。でも、「音読み+音読み」の規則にはしたがっています。

もちろん、基本的ルールの例外もあります。の例の「客間」(お客さん用の部屋)は「客」の音読み「キャク」+「」になっています。ただし、「客」には音読みしかありませんし、「間」が「部屋」の意味の場合は「」と発音するので、「音読み+訓読み」の組み合わせになったのでしょう。「部屋」を意味する「間」の他の例は、居間、日本間、洋間などがあります。例外はかなり複雑ですね。

「漢字はおもしろい」という外国人の声をよく聞きますが、それぞれの漢字の音読み・訓読みを覚えるのはとても大変なことです。気を長く持って、がんばってくださいね。

ところで、今日は良いニュースがありましたよ。みなさんの日本語の勉強のはげみになるニュースです。日本に10年間住んでいるイラン人女性が日本語で小説を書き、文学界新人賞をとりました。すごいですね。

(*1)『花にもの思う春』、白州正子、平凡社、1997年

(*2)「新選漢和辞典-第七版』、小林信明編、小学館、2003年

2009年4月20日

高知旅行

4月10日から12日まで四国の高知県に行って来ました。自然がすごくきれいで、田舎の町は静かで、食文化が豊かで、本当に良い所でした。もちろん、海外旅行も大好きですが、最近は国内旅行の良さを再発見しています。自然や歴史的なものが楽しめて、気軽に気分転換ができるし、忘れ物をした!とあせることもないし、言葉の問題もない。ラクですね。

高知の人たちが話す方言を聞きましたが、意味は通じました。関東人の私にとっては、高知弁と関西弁、または九州弁との違いははっきりしませんでしたが。
でも、ひとつだけ、どうしてもわからない表現に出会いました。それは町の中や居酒屋で見たキリンビールの看板に書いてありました。

  たっすいがはいかん。(全部ひらがなで書いてある)

この意味は何でしょう??旅行に一緒に行った妹と私が分かるのは、「いかん」が「いけない」ということだけ。私たちの会話は以下のようでした。

  飲みすぎたらいけないよ、かな?

  真ん中の「は」は ha かな?wa かな?

  「すい」の漢字は「酔」(よう- get drunk)かな?

  どれが一つの単語だろう?たっす?たっすい?たっすいが?

結局、高知の人に聞きそびれてしまい、意味を発見できないまま、東京に帰って来ました。家でインターネットで調べたところ、「たっすい」は「ひ弱な、頼りがいがない」という意味があるそう。なので、「たっすいビール」とは「味のうすいビール」で、「そんなビールを飲んではだめ、KIRINのキレのある、パンチのあるビールをごくごく飲もう!」という広告文だそうです。ちなみに、この広告のおかげか、KIRINビールの売り上げ高は高知県が日本一です.

もう一つ、気が付いたカワイイ方言がありました。あるお店の植物にはってあった紙に書いてありました。

  花に水をあげなでね。

これは、すぐに意味がわかりますね。「花に水をあげないでくださいね」と同じです。教科書で習う「ない形+でください」はここでは使われません。
ということは、教科書の文法は方言では通用しないことが多いのです。地方に住んで、日本語を話している外国人は東京の外国人よりきびしい環境で日本語を勉強しているのですね。感心しますよ。







2009年3月31日

日本の花・桜 sakura

桜の季節です。桜は日本人が大好きな花。もちろん私も。どうして日本人にとって、桜がこんなに特別か考えてみると、みんなそれぞれ、桜に関する思い出があるからではないでしょうか?日本の学校の庭には必ず桜の木が植えてあるはずですから、桜を見ると、子ども時代の思い出と結びついて、なつかしい気持ちになります。そういう気持ちが一人一人にあるのだと思います。

桜が満開になった後は、残念ですが、桜は散ってしまいます。風に舞って、空中をひらひら散っていく桜も美しいですね。この「散る」という単語、「物や人が分かれて、広がる」という意味があります。日本語では「桜(花)が落ちる-"fall"」とは言いません。「花が落ちる」のイメージは花が丸ごとボトッと下に落ちる(↓)感じで、美しくありません。桜は美しい花ですから、趣(おもむき)がある詩的な表現を使うべきですね。
他の例では、集中できない状態を「気が散る」と言います。

また、"fall"に関して日本語と英語はちがうな~と感じるものは "A tooth fall out." これは「歯が落ちる」とは言いません。「歯が抜ける」です。「抜ける」は「中にあるものが外に出る」という意味があります。例えば、すごくショックなことがあった時には「力が抜けてしまいます」。

他にも、"Rain/ Snow falls."は 「雨/雪が降る」ですね。「降る」は「空/上から物が落ちて来る」という意味です。雨と雪以外に空から降ってくる物があると思いますか?村上春樹(むらかみ はるき)の小説『海辺のカフカ』では、「東京のある町に2000匹の魚が降って来る」という話があります。

では、また桜の話に戻りましょう。桜の花を見ることを「花見」と言いますね。この花見の歴史はとても古くて、平安(へいあん)時代(794~1192年)に貴族の間で行われていたそうです。庶民に広まったのは江戸(えど)時代(1603~1867年)で、将軍が指示をして、江戸のいろいろな所に桜をたくさん植えて、花見の名所を作ったそうです。当時、花見情報を書いたガイドブックもあったと聞いたことがあります。

それから、花見の用語も少し紹介しましょう。
暖かくて、晴れの日は花見日和(はなみびより)です。朝から場所取りをしましょう。そうしないと、桜が見えない場所やごみ箱のそばでお花見をすることになってしまいます。そして、夜の桜、夜桜(よざくら)を見ながら、花見酒(はなみざけ)を飲む。これが一般的なお花見です。

東京では今週末、桜が満開になりそうですね。みなさん、楽しんでください。



2009年3月15日

矢印が見える?

昨日は3月14日、ホワイトデー、今日は3月15日、3月の真ん中で、東京はすっかり暖かくなりました。3月25日には桜が咲く予定、つまり「桜の開花予想日」も間もなくです。桜の開花予想はこの時期に天気予報で発表されます。
温暖前線、寒冷前線という天気の前線は世界どこでもあるでしょうが、日本には桜の開花が南から北に移動していくペースを表示する「桜前線」もあります。桜は本当に日本では特別なモノですね。


さて、今日は以前に質問があった「かける」について書きます。この動詞にはたくさんの意味がありますね。と言うより、多すぎます。例えば、

  • 友だちに電話をかける (call)
  • 絵を壁にかける (hang)
  • ドアのかぎをかける (lock)
  • お金をかけて、ゲームをした (bet)
  • とうふにしょうゆをかける (pour)
  • 家までかけて、帰った (run)
  • 2 かける 3は 6 (multiply) などなど・・・

でも、今日は一つの意味だけに注目しましょう。まず、次の文を比べてみてください。

  1. 私は 旅行のことを 友だち 話した。
  2. 私は 旅行のことを 友だち 話した。


何か、違いを感じますか?1の「」は動作の方向性を表しているので、「私→友だち」、一方通行に話している絵が見えます。2の「」は対等の立場を表しているので、「私→友だち」と「友だち→私」お互いに話している絵が見えます。 ある本(*1)に良い例があげられています。

  1. 僕は 彼女 キスをした。
  2. 僕は 彼女 キスをした。


1は「僕が彼女に近づいていく様子」、2は「二人がお互いに近づいていく様子」が目にうかびます。
「電話をかける」の「かける」には、この「」と同じ役割があると思います。「相手に向かって、なにかをする」 次の例も同じ意味ですね。「私→彼」の絵が見えますか?

  • 私は 彼に 声を かけた
  • 私は 彼に めいわくを かけてしまった。
  • 私は 彼に 大きな期待を かけた


それから、「動詞+かける」の例には「話しかける」や「笑いかける」などがあります。これらも「ある人から相手に向かう動作の方向性」が表わされています。しかし、どの動詞にでも使える訳ではなくて、使える動詞は限られています。例えば

  • 通りで友だちを見たので、私は 彼女に 呼びかけた
  • 私が 彼に 問いかけると、彼は 答えてくれた。
  • 私は みんなに 真剣に 語りかけた
  • 犬が逃げてしまったので、私は 犬を 追いかけた
  • 私は 友だちに 相談を 持ちかけた
  • この会社の協力を得るために、私は 彼らに 働きかけている


さらに、「私は友だち話した」と「私は友だちに話しかけた」の違いは、「話しかける」は「相手の名前を呼んで、会話をスタートさせる最初の行為」です。例えば、「山田さん、元気?」と言って、話し始めることは「話しかける」です。その後、何かについて友だちに話す、または話しつづける。

また、「話しかけて来る」なら、「他の人の行為が私に向って来ること」を表しているから、「他の人→私」の絵になります。

  • 急に 彼は 私に 話しかけて来た
  • 急に 私は 彼に 話しかけられた。(受け身形)

上の二つの文は同じ状況を表しています。あ~、どんどん複雑になりますが、とにかく「かける」の方向性、つまり、矢印(→)の向きがわかれば、良いのではないでしょうか?まだ、質問があれば、ぜひ聞かせてください。

(*1)『問題な日本語』、北原保雄編、大修館書店、2004