一週間後の12月5日にはJLPTが行われますね。ぎりぎりになってしまいましたが、試験によく出る文法や単語でみなさんがひっかかりやすい項目をあげてみます。このブログを読める方たちはN3合格ぐらいの日本語レベルがあると思いますが、最初はN4もしくはN5でも出てくる単語から始めます。もしかしたらまだ引っかかっている人がいるかもしれません。
①「聞く」には二つの意味がある。
- To listen/ hear
- To ask (a question)
- To be able to do/ possible
- To be completed/ made
- Even though, Despite
- It requires time/ money to do something.
- An item is good/ useful/ used to do something.
- この本を読むのに1週間かかりました。
- 東京からあの町まで行くのに3時間かかります。
「の」は nominalizer で、その前の動詞は辞書形だけです!後には「時間やお金がかかる」という文が続きます。
次に3の例文です。
- このペンは絵をかくのに使います。
- Google Maps は知らない所を歩くのに便利です。
2と3と比べると、1の「のに」は、その前の動詞は普通形 (casual form) なら何でも可能ですし、形容詞と名詞+のにも大丈夫です。
- 今日は晴れているのに、寒い。
- 雨が降っていないのに、みんな傘を持っている。
- 昨日は雨だったのに、ハイキングに行った。
- あのレストランは高いのに、おいしくない。
- この肉は和牛なのに、かたい。
④「わけがない」と「わけにはいかない」の違いがわかりにくいと、よく聞きます。これは「わけがない」の英訳が "It's impossible" だったり、両方に "can't" が使われていることが多いからでしょう。本当はそこにそれ以上の意味が含まれているので、単純に "can't" などと覚えずに他の英訳で考えた方がいいと思います。私の提案は次のとおりです。
- わけがない:No chance of becoming a reality
- わけにはいかない:I can't let that happen
- A:3年間大好きだった人にふられちゃった・・・ B:大丈夫? A:大丈夫なわけがない。
- 今日は大事なお客様と会議があるので、遅れるわけにはいかない。
- べき:Somone should do something (duty or repsonsibility)
- はず:I’m sure that...(speaker's certainity or expectation)
- フルマラソンに出ることが目標なら、もっと走るべきだ。
- 電動自転車は充電したばかりだから、まだバッテリーは大丈夫なはずだ。