最近「忘れた」と「忘れていた」の違いについて考えていました。そしたら、2019年7月にも同じテーマで書いたことに気がつきました!以前に書いたことを忘れていました!!
今回は状況の違いにもっと焦点を当てて、考えてみます。
①何かをする予定があった場合
例えば、友だちの誕生日のプレゼントを買う予定があった。いつからかわからないが、ある時から思い出すまで、その予定を「わすれていた」間がある。思い出した時に「あっ、プレゼントを買うのをわすれていた!」と言う。
わすれていた 思い出した (I suddenly remembered it.)
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②過去にしたことを覚えていなかった場合
例えば、前にある店に行ったことがあった。いつからかわからないが、ある時から思い出すまで、その経験を「わすれていた」間がある。思い出した時に「あっ、あの店に行ったことをわすれていた!」と言う。
店に行った わすれていた 思い出した (I suddenly remembered it.)
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①と②を見ると、「思い出した」ということが大事です。「思い出した」ことで「わすれていた」という状態が終わります。
③持ち物を持ってこなかった場合
例えば「携帯がない」ことに気がついた時に、「あっ、携帯をわすれた!」と言う。
気がついた(I realized it.)
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④覚えていたことが急に消えた場合
例えば、いつも行く店の名前が思い出せない。「覚えていた」状態があったのに、今はその店の名前がわからないことに気がついた。その時に「あっ、名前をわすれた!」と言う。
覚えていた 気がついた (I realized that I didn't remember it.)
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③と④を見ると、「わすれたことに気がついた」ということが大事です。④はわすれた名前を思い出していない。つまり、まだ名前をわすれている。これは①と②と違う点です。①と②はわすれていた 状態は終わりました。
基本は「~ていた」は過去の状態を表すということです。
2019年7月の投稿と一緒に読んでもらうと、理解が深まるかもしれません。