2015年5月21日木曜日

神戸の隣の町、芦屋(あしや)ツアー 【N2の表現とともに】

今月の初めはゴールデン・ウィークでした。私は京都に1日、神戸の近くに2日間行って来ました。京都では少し雨が降りましたが、新緑が雨に濡れて、いっそうきれいでした。

村上春樹(むらかみ はるき)氏がおすすめしていた京都のお寺、毘沙門堂(びしゃもんどう)。


今日のブログでは神戸の近くの町、芦屋のことをN2の表現とともに書いてみます。

日本人にとって、「芦屋」といえば、高級住宅地。芦屋市は山から海にかけて、広がっています。
私たちは車に乗って、まず山の上に向かいました。さすが日本一の高級住宅地だけあって、大きい家が並んでいます。
山を上るにつれて、住宅地が高級になっていきます。最後は有料道路を通ってからでないと、行けない所になります。その地域の住人は毎回出かけるたびに道路の料金を払うんですよ。

最初の目的地は有名建築家、安藤忠雄(あんどう ただお)が設計した家。コンクリートの建物が緑の木々の間に建っています。

元々はファッションデザイナー小篠弘子(こしの ひろこ)の自宅だった。

こんな素敵な家に住んでみたいものだなあ。

ただ、山の上や途中に住むということは、学校に行くにしろ、会社に行くにしろ、帰宅するにしろ、いつでも坂を上り下りしないといけないんですね。大変そうです。

ところで、神戸は港があることから、昔から外国人が多く住んでいた地域です。その影響もあって、近くの芦屋にはフランス風やドイツ風のパン屋やら、レストランやらがたくさんあります。
アメリカの建築家、フランク・ロイド・ライト (Frank Lloyd Wright) もここに家を造りました。日本の家屋のスタイルを残しつつ、彼のスタイルも表現されていて、とても面白い建物です。

高台にあって、海も見える眺めの良い家。元々は酒蔵の当主が住んでいた。

続いて、坂を下りて行くと、駅などがあり、風情のある芦屋川に沿って、さらに行くと、浜に到着します。海が近くなるにしたがって、再開発されたような町が広がり、整然とした場所に大型スーパーやら、ドラッグストアやら、新しい住宅地があります。便利な反面、どこの町にもある個性のない場所です。正直に言って、こういうエリアにはつまらないものがあります

こんなおかしなチャペルもあります。結婚式用のにせものです!

関西に住んでいる方は一度「芦屋ツアー」をしてみたら、いかがですか。楽しいですよ。それができない方にはおすすめの本があります。谷崎潤一郎(たにざき じゅんいちろう)の小説、『細雪』(ささめゆき、The Makioka sisters )は芦屋を中心に大阪や神戸、京都などが舞台になっています。この本を読めば、芦屋の雰囲気がわかると思います。また、この小説を基に映画も作られているので、そちらもおすすめです。




直訳できない "It's a beautiful day!"

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