さて、今日は類義語(るいぎご)、つまり、意味の似ている複数の単語について書こうと思います。
では、まず「将来」と「未来」。"future" という意味は似ているのですが、使い方が違います。そのポイントは何でしょうか?
- 将来: 将に(まさに)来ようとする。これから先の時を表しますが、特に10年先や20年先など近い将来。また、個人的な場合。
- 例) 10年後の私の将来は全然わからない。
- 例) 将来、野球選手になりたい。
- 未来: 未だ(まだ)来ない。これから来る時を表しますが、非現実的で遠い先のこと。また、過去 (past) ― 現在 (present) と並ぶ概念的な言葉。
- 例) 200年後の未来、地球はどうなってるのだろう。
- 例) 未来の乗り物、未来都市
- 歌: 動詞「歌う」の名詞だから、歌うこと。歌手が歌うもの、カラオケで歌うもの。
- 曲: メロディやリズムで作られた音楽の一つのまとまり。ベートーベンのピアノ曲など、楽器だけで演奏して、歌がないものを指す。しかし、時々、マイケル・ジャクソンの曲など、歌がついている音楽を指す場合もある。
それにしても、近い将来、日本は亜熱帯(あねったい・ subtropical )化すると言われていますが、今年の夏の暑さはそれを実証しています。今は、地球の未来を真剣に考える時ですね。
9 件のコメント:
きわめて面白い投稿でした。ありがとうございます。僕はこの言葉のペアを疑問に考えたことがありますね。
「将来、未来」「歌、曲」は初級で出てくる基本的な単語ですよね。
では、「気にする」と「気になる」の違いは?Jonathanには簡単かなあ。
今朝、起きたら本当に久々に東京で雨が降っています。うれしい!
簡単に言えば、自動詞と他動詞でしょう。「〇〇を気にする」「〇〇が気になる」だからですね。
ちなみに、ヒューストンも久しぶりの大雨ですよ。
そうですね、自動詞と他動詞の違い。
では、これはどんなニュアンスの違いがあると思いますか?
①山田さんが言ったことを気にしている。
②山田さんが言ったことが気になっている。
実は、私も考えているところなんですが・・・
や~、ぴんときません!「気にしている」のほうが強いかな。
そうですね、「気にする」が他動詞で自分のアクションなので、山田さんに悪いことを言われて、自ら(みずから)それを心配している感じですね。
一方、「気になる」は自動詞で、自分のアクションではなく、受け身なので、自ら心配するというより、山田さんが言ったことが頭に残っているという感じですね。
「私は山田さんのことが気になっている」というと、「山田さんのことを好きになる」前の状態で、なんとなく自然に山田さんのことを考えてしまうな~という場合です。
おかもとさん、いつもいつも分かりやすいブログを書いてくれてありがとうございます。
:)
ここに来る旅に勉強になります。
ryanさん、コメントありがとう。
ここに来る「度」ですね!
日本語には同じ音、異なる意味の「同音異義語」が多いですよね~
あらっはは
「度」ですね
最近漢字はあんま(てか全然)勉強してないんで、よくそんな間違いをやっています。
もっとしっかりしなっきゃね
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