今日は11月30日。今月もぎりぎりでの投稿になりました。コロナウィルスの状況が日本を含めて、あちこちで悪化していますが、みなさんは元気に過ごしていますか。私は紅葉を見に家族と箱根旅行を計画していましたが、感染を広げたくないので、キャンセルしました。残念。。。それでも、都内の公園で犬の散歩をしながら、紅葉を楽しみました。
さて、今回のテーマは「helpの使い方」です。"help" と「手伝う」は完全に同じものではないので、タイトルの "That helps me a lot." は「それは私を手伝った。」とは訳せません。その理由は、「手伝う」は文字通り、人が他の人に手を貸すという意味があります。もっと言うと、他の人のすることを手伝って、いっしょに働いてあげるという意味です。
それで、下記のような場合に使います。
友だちは宿題を手伝ってくれた。
手伝いましょうか?
では、次の英語の例はどうでしょうか。
Your advice helped me. あなたのアドバイスは私を手伝ってくれた??
この英文に「手伝う」を使うと、変な日本語の文になってしまいます。アドバイスをあげることは "help" や "assist" の行為ですが、いっしょに働いていません。宿題を手伝ったり、重い荷物を持ってあげたりするなど、実際に行動するのが「手伝う」です。
もう少し「手伝う」を使わない "help" の文を見てみましょう。
This medicine will help your pain この薬は痛みに効きます。
My English helped me while I was traveling overseas. 私の英語力は海外旅行中に役に立った。
Every little bit helps. どんな小さいことでも役に立つ。
This way helps clean up the ocean. この方法は海をきれいにすることに役立っている。/この方法は海洋汚染の防止を促している。
「手伝う」の代わりに「役に立つ」「役立つ」を使う場合が多い気がします。でも、薬について言うなら、「効く」や「効果がある」の方が「役に立つ」より合っていますし、何でも「役に立つ」を使おうというわけではないのですが。。。
最初に戻って、"That helps me a lot." を訳したら、「それはすごく役に立った。」や「それのおかげで、たすかった。」という文がいいんじゃないかと思います。
"help" "work" "have" など英語では幅広く使える単語は、日本語に直訳できないことが多いので、英語の使い方を細かく分類して、日本語で考えることが必要ですね。