2018年5月16日水曜日

I'm the only gaikokujin here.

日本は外国人の数が増えてきていると言われています。観光客はもちろん、日本に住んでいる外国人も、他国に比べれは遅いながらも増加しています。それでも、皆さんが "I'm/was the only gai (koku) jin here/there." と言いたい時がまだまだ多いでしょうか。
こう日本語で言いたい時に、何と言いますか?単純な文ですが、けっこう間違える人が多いです。なぜなら、「だけ」と "only" は使い方が違うからです。

このように "I'm the only oen." や "This is the only one." などという英語の文型( only を形容詞として使っている場合)を日本語に訳すと、「だけ」をどこに置くのがいいでしょうか?
「だけ」は限定の意味があるので、限定しているものは「外国人」ではなくて、「私」です。「私一人だよ!」と強調したいのです。

もし、英語 "the only gaikokujin" をこのまま訳して「外国人だけ」と言うと、限定しているものが「外国人」で "Only foreigners. No Japanese." という意味になります。
I'm the only gaikokujin at my comapny.    
①私だけこの会社の外国人です。
②外国人この会社で私だけです。
①も②も「だけ」は「私」の後ろに置かれています。
①では「私だけ」に「」が付いています。「が」の前の単語は強調したいものであることは基本のルールです。②は①の前半と後半を転換した転換文ですが、②では「が」が使われず、「「外国人」の後ろに「」があります。「は」のルールは「は」の後ろに来る部分が強調したいものになります。

そして、①と②はどっちが良いかと言えば、それは場合によります。例えば、「昨日パーティーに行ったよ。そこで外国人私だけだったよ。」という方が自然です。
でも、友だちが「昨日のパーティーにどんな人たちが来ていた?」と聞いたら、「私だけ外国人だったよ、他の人はみんな日本人だった。」と答えると自然だと思います。「どんな人たち?」という質問に「私だけ」と答えるのは普通ですが、自分のステートメント (statement) として①のように話す場合は「私だけ」というと妙な強調を感じます。これは「だけ」の問題ではなく、「は」と「が」の使い分けというテーマになりますが・・・


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