2016年12月4日日曜日

Life は日本語で何?/日本語を読む!

今日は日本語能力試験ですね。みなさんがこの投稿を読む頃には試験は終わっているでしょう。
がんばってください!そして、お疲れ様!
テストの後で、日本語の勉強を休もうと思っている人も多いかな。今月は難しい勉強のためではなく、暇つぶしにこのブログを読んでください。

日本語と英語を比べると、英語では一語なのに日本語では複数の単語があるということがありますね。(反対もあります)その理由はだいたい漢字にあると思います。それぞれの漢字の意味を組み合わせて、色々な言葉が作りだせるからです。
今日はそういう単語の一つ、”life” について英語と日本語の辞書を参考にしながら、書いてみます。

”life” と聞いてみなさんが一番知っている単語は「生活」(せいかつ)でしょうか。
Tokyo life is fun.  東京の生活は楽しい。
He has decided to start a new life.  彼は新しい生活を始めることにした。
She has an easy / tough life.  彼女は楽な/大変な生活を送っている。
 生活:世の中で収入を得て暮らしていくこと
上の3つの英文の ”life” には「生活」の意味が入っているのがわかるでしょうか?

次にわかりやすいのが「」(いのち)でしょう。
命:人間や生物が存在するための元の力となるもの、命がないと生きることはできません。Existence of an individual human being
Doctors worked through the night to save the life of the injured man. 医者はケガ人のを救うために、一晩中働いた。
Three lives were lost in the accident. 3人のが失われた。
死ぬことは命が止まることです。それで次のような表現があります。
画家:がある限り、私は絵を描き続けます!
つまり、私の心臓が止まるまで/死ぬまで、絵を描き続けるという情熱的な意味です。

人生」という単語も知っているでしょうか?
Qualities, events and experiences that characterize existence as a human being
毎日どんなことをするか、何を経験するかなど、生きることの内容が重要になっています。
Singing is her life. (the most important things in her existence) 歌は彼女の人生(そのもの)だ。
That’s the life for me. (is the best way to live) これが私の人生
He doesn’t want much from life. 彼は人生から多くのことを得ようとしていない。
次の表現も聞いたことがありませんか?
一度きりの人生だから、楽しまなくちゃ! :人生は一回だけ、それを豊かにしようという意味です。

続いて、「一生」(いっしょう)と「生涯」(しょうがい)。これは生まれてから死ぬまでの間、生きている間
She lived her whole life in the country. 彼女は生涯を田舎で過ごした。
A friend for life, job for life 生涯一生の友人、生涯一生の仕事
一生に一度」という表現はわかりやすいですね。一生に一度のチャンスがあれば、無駄にしたくないですね!
また、子どもはよく「一生のお願いだから…」と言って、親に何かをリクエストします。
そして、生涯は人間のみに使い、ある一定の期間を指すこともあります。

I have lived here all my life. 今までの生涯をここで生活している/生きている。

なんとなく違いがわかりましたか? やっぱりまだ曖昧な点もあるかもしれませんが、違いがちょっと頭に入ったら、あとは日本人の会話で聞いたり、本で読んだりして、実際の言葉の使い方を学んでいくしかありません。

私は最近「読むこと」が外国語の上達に役に立つことを実感しています。
私は英語の勉強のために英語の記事をできるだけ読むようにしています。政治などの難しい内容の記事を読むと、わからない部分もまだありますが、新しい単語を覚えようとかあまり意識しないで、読んでいます。読むことを習慣にすることで、英文の構成や、文の自然な流れ、単語の使い方等が少しずつ身について行っていると実感します。

また、私の生徒の1人も読むことで日本語がどんどん上手になっています。彼の日本語はまだ初級ですが、毎晩"NHK News web easy" を声に出して読んでいます。わからない単語と文法がいっぱいありますが、意味は気にせずにひたすら読んでいます。
すると、話すことが苦手だった彼ですが、だんだんスムーズに日本語が口から出て来るようになり、自分で文を作ることも上手になりました!彼の作る文は彼の知っている単語と文法だけを使いますから、読んだニュースと同じレベルのことが話せるわけではありません。でも、「前より話せるようになった!」と彼自身も実感していて、今後のやる気につながりますし、私もとってもうれしいです。

12月、「日本語の勉強はちょっと休むけど、日本語を忘れたくないな」と思っている方は、ぜひ何か日本語の文を時々読んでみてはいかがですか?楽な勉強のスタイルです!

では、みなさん良い冬休みを元気に過ごしてください!!


*『デジタル大辞泉』、小学館、"Oxford Advanced Learner's Dictionary"




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