2011年4月22日金曜日

I miss you

*English translation

3/11の東日本大震災から一カ月以上が過ぎました。東京にいても、今までになかったことを経験し、感じながら、毎日を過ごしています。しばらくの間、日本は前と同じ状態に戻れないんだなと思うと、悲しいですね。

この「悲しい気持ち」が影響しているせいか、日本では震災以来、「自粛」(じしゅく)という言葉がよく聞かれています。
自粛:自分から進んで、行動や態度をつつしむこと。
震災後、たくさんのイベントが中止になりました。コンサート、お祭り、桜のお花見、8月の花火大会などなど。また個人的なパーティーや結婚式、外食までもキャンセルされました。多くの日本人が「被災者や亡くなった人たちの悲しみやつらさを思うと、今は楽しいことをするべきではない。」と考えたからです。楽しいこと、騒ぐこと、必ずしも必要ではないことはやめようという動きになりました。関東では電力不足の問題もありましたが、電力不足のない西日本でも明るい照明を消したそうです。日本全国に「自粛」が広がりました。

みなさんはこの「自粛」についてどう思いますか?これは「日本的な考え」、さらに「日本的な美学」という人もいます。先日、日本のテレビによく出ているアメリカ人がアメリカのある新聞記事を紹介していました。「日本の自粛」についての記事の中で、アメリカには「自粛」にあたる単語がないので、"jishuku"と書いてあると話していました。私もそれを見ました。
辞書を見ると、「自粛」="self-restraint" とありますが、これは良い翻訳ですか?

やはり、外国語の間にはひと言では表せない単語がありますよね。例えば、"miss"。"I miss you." は日本語で何と言うでしょうか?
私は日本語には"miss" にあたる一つの単語はないと思っています。
miss: to feel regret about the absence or loss of somebody or something
I miss you. =あなたに会いたい
I miss my mom's food. =お母さんの料理が食べたい
動詞は文の目的語によって、変わります。

「恋しい」という単語の意味は"miss" に似ていますが、歌詞や詞で使われるだけで、日常的には使われません。ロマンティックすぎるからでしょうか?
恋しい:はなれている人・場所・物事に強く心がひかれること
また、「なつかしい」を使う外国人も多いですが、使い方がちがう場合もあるので、気をつけてください。「なつかしい」は「過去のことを思い出して、"miss" の気持ちを感じること」です。
小学校時代がなつかしい
昔の友だちがなつかしい
今、日本人は、特に東北の人たちは「3/11の前に戻りたい」と思っているはずです。これも "miss" の気持ちですよね。
「被災者の痛みを分かち合おう」という気持ちはとても大切です。でも、最近は「自粛」は経済的な二次被害を産んでいるという意見も多くなりました。今は政府も東北の人たちも「日本全体で自粛をしないでください、普通の生活を続けながら、東北の支援をしてください」と訴えています。