2010年5月31日月曜日

6月はどんな月?

 日本語を始めたばかりの生徒に「1時、2時、3時・・・」を教えて、「月曜日、火曜日・・・」も教えて、「1月、2月・・・」と「月」の呼び方を教えると、たいていの外国人は「え~、数字を使うの?それだけ?ロマンチックじゃないね。」という反応を見せます。たしかに、英語では"January, February・・・"と続き、数字を使うより、きれいな言葉が並んでいますね。多くの言語がそうなのでしょう。
 でも、日本語にも数字ではない漢字で表す月の名前があるんですよ。陰暦(いんれき)という月の満ち欠けを基にしているカレンダーでは、下記の月名が使われていました。1873年(明治6年)1月1日から太陽暦に変わり、数字の月を使っているという訳です。
  1. 睦月(むつき)
  2. 如月(きさらぎ)
  3. 弥生(やよい)
  4. 卯月(うづき)
  5. 皐月(さつき)
  6. 水無月(みなづき)
  7. 文月(ふみづき)
  8. 葉月(はづき)
  9. 長月(ながつき)
  10. 神無月(かんなづき)
  11. 霜月(しもつき)
  12. 師走(しわす)

明日から始まる6月は「水無月」。漢字の意味は「水が無い月」ですね。えっ?6月は梅雨の季節なのになぜ?と思いますよね。実は、陰暦を使っていた当時の6月、つまり「水無月」は現在の太陽暦の7月にあたります。ですから、夏の暑さの中、田んぼではたくさんの水が必要となり、水が不足していたと言われています。そして、「水が無い月」と呼ばれていた。昔の人々の夏の生活風景が目にうかびますね。記号でしかない数字より、意味を持った漢字の名前の方がずっと素敵ですね。

もちろん、他の月名にもそれぞれ意味があるので、興味がある方は調べてみてください。

そして、6月は日本では結婚式シーズンでもあります。ジューンブライドという言葉に憧れて、6月に結婚をしたいという女性が多いのです。「結」の意味は「結ぶ」(むすぶ)や「形ができる」。議論の末に、結ばれるものは「結論」、ある行動や状態の末に最終的にできた実(み)が「結果」。また、男性と女性が結ばれたものが「結婚」ですね。

そして、「婚」の漢字は「女」と「昏」(コン)からなっています。「昏」は「日が暮れて暗くなる、夕方」の意味があります。昔、日本では男性は「陽」、女性は「陰」と考えられていて、江戸時代、女性が嫁ぐ時間帯は「陽=昼間」ではなくて、「陰=夕方、暗くなってから」だったそうです。このことから、「婚」の字が「結婚」に使われていると聞きました。

言葉って、コミュニケーション手段だけではなく、その国の文化や歴史を含んでいるんですね。興味深いです。

4 件のコメント:

chochajin さんのコメント...

本当に意味深い文章でした。ありがとうございます。
ドイツ語でも「Januar」、「Februar」など使います。
私も、名前の方が数字より面白いだと思います。

結婚の感じのそれぞれの意味は初めて知りました。
実に面白いです!

minako okamoto さんのコメント...

chochajin san, コメントありがとう。
漢字の組み合わせはおもしろいですよね。
結婚の約束は「婚約」、結婚するための活動は「婚活」など、たくさんありますね。
「コンカツ」(婚活)という日本のドラマもありましたね!

chochajin さんのコメント...

「婚活」というドラマを覚えますが、見たことがないんです。面白かったでしょうか。

minako okamoto さんのコメント...

「コンカツ」は私も見ていないので、わかりませんが、あまりおもしろそうじゃなかったです。。。