2010年4月6日火曜日

動詞 プラス 副詞

お久しぶりです。2月末から3月末まで約一カ月、原因不明の神経痛に悩まされ、ブログを書く余裕がありませんでした。痛い部分は左の歯、あご、こめかみ、頭、首、肩など。時に、針でさされるようなチクチクした痛み、時に、神経の中からジンジンひびく痛み、時に、頭やあごをギュ―ッとしぼられるような痛み。がまんできなくて、死ぬほど痛い時もあり、本当に大変でしたが、先週から急に痛みがなくなって、元気になりました。良かった、良かった。

上に書いた「チクチク、ジンジン、ギュー」などの擬態語は動詞や形容詞の状態をよりくわしく表すために使われています。これらは、副詞です。今日は「動詞」と「副詞」の関係を見ていこうと思います。
では、料理を始めましょう。まず、材料を切ります。
じゃがいもを大きく切る。

にんにくを小さく細かく切る。

たまねぎをうすく切る。

きゅうりを細く切る。
「切る」とは、刃物(はもの)などで一続きの物を分離させることです。それに切った物の形を「大きく」とか「小さく」を付け加えることで、どんな風に切るかを表します。英語では"cut"の他に"chop" や"slice"なども使いますよね。

では、次に火を使って、食べ物に熱を通して、食べられるようにしましょう。次の文がどんな料理法なのか、想像できますか?

肉をジュージュー焼く。

鶏肉を丸ごとオーブンでこんがり焼く。

ケーキをふんわり焼く。

バターとジャムをぬる前に、パンを焼く。

これは上から、英語で"grill, roast, bake, toast"になるかな?動詞は「焼く」一つだけなのですが、副詞を一緒に使うことで、焼き方のちがいが表されます。もちろん、副詞は必ずしも必要ではないのですが、副詞があるとイメージがわきやすいですね。

ここで、疑問が一つ。日本語は英語より動詞の数が少ないのでしょうか?だから、擬音語、擬態語がたくさんあるのでしょうか?

でも、ちょっと待って。"break" は「壊す、割る、折る・・・など」日本語の方が動詞が多いし、"wear" も「着る、はく、かぶる・・・など」色々あります。

何でだろう??と思った時に、あるルールがわかりました。日本語の方が動詞が多くて、使い分けをしなければいけない場合("break"や"wear" ) は、「何を?」の部分が特定されています。break + 機械なら「壊す」、break + ガラスなら「割る」、またはwear + トップスなら「着る」、wear + ボトムスなら「はく」など物によって、動詞が決まります。

でも、「切る」や「焼く」のように、物が何でもありえる場合は、一つの動詞+副詞で違いを表しています。たとえば、同じジャガイモを大きく切ったり、小さく切ったり、うすく、または細く切ることができます。ジュージュー焼くのは肉だけではなく、魚を網の上でジュージュー焼くことができるし、オーブンで焼くこともできますね。

次の「見る」+副詞の文はどうでしょうか?「視覚によって物の形、色、様子などを知覚する」という行為は、見る物が何でも同じです。ですから、色々な副詞を使って、動詞の意味が広がっていきますね。

山田さんと田中さんは公園にサクラを見に来ました。

山田:サクラがきれい!田中さん、ちらっと見ただけじゃん。よく見て!

田中:ねえ、あの人が山田さんのこと、じろじろ見ているよ。

山田:いやだ、もう行こう。これから映画を見ない?
 


6 件のコメント:

Jonathan さんのコメント...

お元気になってよかったですね。さぞ大変だったでしょう。お体に気をつけてください。

さて、今回のご投稿も面白いですね。僕はあまり擬態語を使わないので、もっと使おうと思っています。覚えにくいものですが、やはり不可欠ですね。

minako okamoto さんのコメント...

ジョナサン、お元気ですか?
擬態語、擬音語を勉強するなら、マンガを読むのが一番だと思います。絵と文字の組み合わせで様子がよくわかりますね。

fumi さんのコメント...

お元気になって本当に嬉しいです!頭痛や歯痛など病気ではなくてもいろいろな痛みが突然出ることってありますよね。しかし今回のは本当に何だったのでしょう?すごく心配でしたが痛みがとれたということで安心しました!

副詞はその時の様子を詳しく説明してくれる便利な言葉ですね。私も副詞をよく使って話しています。特に相手にイメージがわきやすいように擬態語を使います。年齢問わず、擬態語を使っていると思いますが、若い人ほど、擬態語でものを表現している傾向が強いように思います。私の妹は擬態語だけで話しをする時がたまにありますから(笑)それでも理解できてしまうので擬態語って本当にスゴイですね!

minako okamoto さんのコメント...

ふみのちゃん、コメントありがとう。
擬態語と擬音語はとても興味深い日本語の特徴ですよね。音から伝わるイメージの理解は母国語でないとわかりにくいものだと思います。
外国人が音からどんなイメージを感じるのか、調べてみたいですね。例えば、「さしすせそ」と「ざじずぜぞ」のイメージは全然ちがいますよね?

pushindawood さんのコメント...

本当に元気になってよかったです。この投稿を書いた時からまた同じ状態になりましたか。大変でしたね。またその状態になりませんように祈っています。
この投稿を書いたのはもう四年前ですけど、僕はこれを読んで、ものすごくいい勉強になりました。岡本先生のブログを読むの本当に楽しいです。いつもありがとうございます。

Minako Okamoto さんのコメント...

pushindawood san, 心配してくれて、ありがとう。あれ以来、ひどい痛みはありません。ストレスが原因の一つだったかもしれません。
2011年3月11日の大地震の後にも、弱かったけど、同じ痛みを感じました。
でも、今は大丈夫です。

いつもこのブログを読んでくれて、ありがとうございます。勉強の役に立っていれば、うれしです!