2009年12月17日木曜日

日本語能力試験

12月6日(日)は日本語能力試験の日でしたね。みなさんの中でもテストを受けた方がたくさんいるでしょうね。私の友人のアメリカ人は今回一級に挑戦しました。とても難しかったと言っていました。みなさんも長い試験の後で疲れて、帰宅したと思います。

友人がテストの2時間ぐらい後に、家のコンピューターで試験に出た漢字のチェックをしようとしたら、何と、その日の試験問題と答えがインターネット上に、すでに出ていたそうです!!信じられないですね?!だれが、何のためにこんな事をするんでしょう??

テストは世界各地で行われていますから、日本で最初にテストが始まって、すぐにその問題と答えがネット上に流れれば、数時間後にテストが行われる他の国の受験者はテストの前に問題を見られることになりますね。

日本と17時間の時差があるカリフォルニアで試験を受ける人は試験問題を読む時間が十分にあることになります。彼らはラッキーなんでしょうか?
それに、もしかしたら、テストの日の前にだれかが問題を手に入れて、日本での試験開始前に問題と答えを発表していた可能性もありますよね?

多分、自分の日本語のレベルをチェックすることだけが目的の人には、試験の前に問題を見たいという気持ちはないですよね。試験会場で自分の力を試すことが大切なのですから。
でも、1級や2級に合格すれば、仕事が見つかるとか、日本の大学に入れるとか、こういう目的がある人には、すごーく欲しいものなのでしょうか?

いっしょうけんめい勉強して、テストを受けた方たちはこの事をどう思いますか?

2009年12月11日金曜日

国に帰って、クリスマス!

あっという間に12月ですね。12月は忘年会、クリスマス会、冬休みの旅行など、みなさん忙しくしているのではないでしょうか?日本では昔、12月を「師走」(しわす)と呼んでいました。「師」は現代では「教師」の「師」ですが、昔は「おぼうさん」の意味があって、12月は「ふだんは落ち着いているお坊さんが走るほど、忙しい月」という訳です。

日本に住んでいる外国人の方は、クリスマスの前に自分の国へ帰る人が多いですね。自分の国で家族と久しぶりに会って、好きな物を食べて、楽しい冬休みを過ごすのは素敵ですね。

さて、今日は基本の動詞「帰る」がテーマです。辞書によると、「帰る」の意味は「初めにいた所、または、もといた所にもどる」、英語では"return, go/ come back"になりますね。しかし、これだけでは説明が足りません。それで、外国人が「帰る」を使う時、間違えが多くなります。
   外国人があるレストランでおいしい料理を食べた時:
   「この店にまた帰りたい!」

実は、この「帰る」の使い方を外国人から何度も聞いて、「何か変だな~」と感じて、私も「帰る」の正しい使い方に気がつきました。(辞書の意味だけでは、その単語の使い方や正しいシチュエーションがわからないという良い例です。)辞書の意味に下記のことを追加しなくてはなりません!

   帰る:話し手が属している場所(例えば、家、会社、国など)に戻る

ですから、次の例文は正しい使い方です。

  • 今日は7時に家に帰る
  • お客さんの会社に行った後、会社に帰る
  • (日本に住んでいるアメリカ人が)クリスマスにアメリカに帰る

でも、食事をしに行ったレストランは話し手が所属している場所ではないので、「お客さんがレストランに帰る」というのは変なのです。その場合は次のように言います。

  この店の料理はおいしいから、また/もう一度 来たい。

また、日本に住んでいる外国人には自分の国はもちろん「帰る場所」ですが、今は日本に住んでいるので、日本も所属している場所と言えます。ですから、例えば、日本に住んでいるアメリカ人が休みの後で、アメリカから日本に来る場合は

  • 一月に日本に帰る
  • 一月に日本に帰って来る。   *「~て来る」は「話し手が今いる場所に帰る」という意味

それから、「戻る」も「帰る」と同じ意味ですね。でも、「戻る」は「今いる場所に帰る」という意味が強い感じがします。だから、英語の"I will be back soon."は「すぐ戻るよ」の方が「すぐ帰るよ」より、合っていると思います。「すぐ戻って来るよ」「すぐ帰って来るよ」は同じ感じだと思います。

ご自分の国に帰る人も帰らない人も、楽しい12月を過ごしてくださいね。パーティーでは飲みすぎないように!