帰る:話し手が属している場所(例えば、家、会社、国など)に戻る
ですから、次の例文は正しい使い方です。
- 今日は7時に家に帰る。
- お客さんの会社に行った後、会社に帰る。
- (日本に住んでいるアメリカ人が)クリスマスにアメリカに帰る。
でも、食事をしに行ったレストランは話し手が所属している場所ではないので、「お客さんがレストランに帰る」というのは変なのです。その場合は次のように言います。
この店の料理はおいしいから、また/もう一度 来たい。
また、日本に住んでいる外国人には自分の国はもちろん「帰る場所」ですが、今は日本に住んでいるので、日本も所属している場所と言えます。ですから、例えば、日本に住んでいるアメリカ人が休みの後で、アメリカから日本に来る場合は
- 一月に日本に帰る。
- 一月に日本に帰って来る。 *「~て来る」は「話し手が今いる場所に帰る」という意味
それから、「戻る」も「帰る」と同じ意味ですね。でも、「戻る」は「今いる場所に帰る」という意味が強い感じがします。だから、英語の"I will be back soon."は「すぐ戻るよ」の方が「すぐ帰るよ」より、合っていると思います。「すぐ戻って来るよ」「すぐ帰って来るよ」は同じ感じだと思います。
ご自分の国に帰る人も帰らない人も、楽しい12月を過ごしてくださいね。パーティーでは飲みすぎないように!
4 件のコメント:
面白い説明ありがとうございます。いつも拝読させていただいております。
これからもよろしくお願いします!
Marcoさん、ていねいな日本語でコメント、ありがとうございます。きっとイタリアの方ですね。
以前にクリスマスの時にイタリアへ旅行しました。ヨーロッパのクリスマスの雰囲気は日本のとは違って、すてきですよね!
また、とても面白い文章でした!ありがとうございます!
私は12月がすごく忙しいですから、ドイツに行けません。クリスマスも働かなければなりません。(ノ_-;)ハア…
ところで、この間にドイツのクリスマスの習慣についての文章を書いてみました。もしよかったら、読んでください。 こちらへどうぞ
chochajin san, ドイツのクリスマスの歴史や習慣がわかって、おもしろかったです。大人も子供もそれぞれ楽しみ方がわるんですね。
今年は日本にいながらも、素敵なクリスマスを過ごしてくださいね。
コメントを投稿