東京はこの夏、先週までとても暑い日が続きました。毎日30度以上。でも、先週から急に涼しくなって、雨が降り出しました。気温は10度も下がって、24~25度位です。また、先週末から「夏休みを終えて、東京に帰って来たよ」という外国人からの連絡も続き、夏が終わりに近づいているな、という気がします。
「がんばれ」は命令形です。「がんばる」を「がんばれ」に変えます。「行く」は「行け」になります。ただ、「がんばれ」と言っても、命令のようには 聞こえません。北京オリンピックも終わったところですね。オリンピック中は毎日テレビで、「がんばって!」「がんばれ!」という言葉を聞きました。みなさんもこの言葉の意味はきっと知っているでしょう。
がんばる/がんばります: to do one's best, to hold on
だれかを応援したり、励ましたりする場合は 「がんばって(ください)」や、「がんばれ」
「がんばって(ください)」は リクエストの形、て形を使います。「行く」なら、「行って(ください)」になります。
自分が努力をしたり、ベストを出したい場合は 「がんばります」や、「がんばる」 (普通の形でOKです)
また、他の人と協力する場合は 「がんばりましょう」や、「がんばろう」 「がんばりましょう」は 「がんばります」の「ます」が「ましょう」に変わっただけ。 「がんばろう」は「がんばりましょう」と同じ意味ですが、よりカジュアルです。「がんばる」が「がんばろう」に変わります。「行く」なら、「行きましょう」と「行こう」ですね。
女性向けのエネルギードリンクの広告では、ドリンクを持ちながら、女の子が涙を流して、言っています。
私、もうちょっとだけ がんばれると思うんだここで、「がんばれる」は可能形。I can do my best. 「もう ちょっと だけ」は only a little more. 「-と思う」は I think. つまり、「今 私は疲れているけど、このドリンクを飲めば、もう少しがんばることができる(仕事ができる)」という意味です。
オリンピックの選手たちはもちろん、一生懸命がんばっていました。昨日私が見た映画"sex and the city"の四人の女性たちもNYでがんばって、生きていました。そして、日本人の女の子たちも、みんな、こんなことを言いながら、毎日生活しているんですね。
日本人の間では「がんばる」をめぐって、賛否両論があります。日本人はもともと「がんばる」人たちなので、だれかに「がんばれ」と言われたら、もっとがんばってしまう。がんばり過ぎて、ストレスやプレッシャーが増してしまうかもしれないから、「がんばれ」を言わないように気をつけた方がいいという意見があります。
確かに、「がんばる」の定義には強い感じを受けますが、私たちが日常、友だちや同僚に「がんばれ」と言う時、「あなたは がんばらなければいけない!」という強い意味はないと、私は思います。ただ、友だちに温かい言葉をかけてあげたいだけだと思うのですが・・・
2 件のコメント:
ちなみに、「頑張る」は、中国語では、加油(jiā yóu)といいます。中国では油をかけてがんばるみたいです。韓国語では、なぜか英語の"fighting"をカタカナ風で화이팅(hwa i ting)といいます。皮内なのは、英語では、「がんばる」と全く同じ言葉はないことです。"Do your best"とか"good luck"とかありますが、意味がちょっと違う気がします。
「がんばる」の日本語の定義は「あることを達成するために、困難に耐えて、努力する」です。
たしかに、これを一言の英語で表すのは難しいと思いますが、こういう気持ちは人間だれでも持っているのではないでしょうか?
「加油」は「がんばる」の気持ちが表れている言葉だと思います。「油」は「エネルギー」で、それを加えて、努力する!ということですよね。
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